大学に行く意味ってなに?

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先日こんなニュースを見かけました。
日本の大学教育が機能不全を起こす根本原因
(http://toyokeizai.net/articles/-/159139)

学生の2人に1人が大学に進学する現在、大学が就職のための機関となり、本来の教育機関としての威厳を失ってしまっているというニュースです。またこの記事の中では、大学が高等教育機関としての役割を取り戻すためには、卒業の厳格化が必要だが、現在の学歴を重視する社会自体が変わる必要があると書いてあります。

わたしもこの記事に近い意見を持っています。大学が教育機関ではなく就職機関となってしまった原因の一つとして、企業の採用制度なども大きく関わっているのではないでしょうか。いまだに企業の採用においては、新卒一括採用で出身校を重視する風潮があり、何をどれだけ学んだかよりどこの大学を卒業したかが重要視される傾向にあります。多くの学生が良い就職先を希望する以上、大学も就職機関としての役割が多くなりことは致し方なく感じます。

一方で、最近は大学無償化の話題をよく耳にします。大学が本来の教育を行う機関であるならば、だれもが教育を受けられる制度は社会的にとても有益に思えますが、大学が本来の役割から乖離している状況で、むやみに無償化を行うことにいささか疑問を感じます。

これから大学を目指す中高生には今一度「なぜ大学に行くか?」を自分自身で考えてみほしいと思います。自分は何を学びに大学に行くのか?将来どんな自分になりたいのか?中高生のころから自分の未来を考えることが必ず役に立つ日がくるとおもいます。

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