形式主語って建前なの?

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こんにちは、ソラオト英語担当の奥野です。

ブログになにを書こうかなぁ、中学生が悩みそうなことを書いたら読んでくれるかなぁ?とかいろいろ考えちゃいますが、中学生が日々の勉強でよく間違えそうなことを解説したら、見てくれるかも?と思いながら、その日出くわした文法や英単語やらを紹介&解説していこうかなぁと思います。

今日、とある高校の入試過去問を中学生と見ていると、

What does it mean to you to be a hula dancer?

という文章がありました。これを見て、すらすらと日本語にできる人はこの後を読む必要はナシ!って感じです(笑)。分からなかった人には解説していきますよ!ついてきてくださいね!

“a hula dancer”の、「hula」はつまり「フラダンス」のことで、「dancer」はそのまま「ダンサー」ですので、「フラダンスを踊るダンサー」ということですね。なのでそのまま「フラダンサー」でもOKでしょう。

ポイントはそこではありません。ポイントは”it”です。この”it”のことを形式主語と言います。聞いたことはあるでしょう?

ちょっと前の文は置いといて、次の文で説明しますね。

To think about the information is important.

という文があるとします。不定詞の名詞的用法が主語になっとります。

意味としては、

「その情報を考えることは重要です。」

ということです。でもこのような文は実際ほぼありません。なぜなら、主語(To think about the information)が頭でっかちで長すぎるからです。こういう場合に、形式的に(ある意味しょうがなく、建前のような)主語を”it”にして、元々の主語(To think about the information)を文の後ろにくっつけます。

これが形式主語の文ということになります。↓

It is important to think about the information.

で、意味はさっきと同じで、

「その情報を考えることは重要です。」

となります。気づいたかもしれませんが、この場合の”It”は形式主語ですので、「それは」のように主語としてitの意味を持ちません。元々の主語、、、これを意味上の主語と呼ぶのですが、文の後ろにくっついたとしても、主語の機能はそのままです。なので、形式主語の文を日本語にするには、意味上の主語を本質的な主語として訳します。

さて、元の文、

What does it mean to you to be a hula dancer?

を考えてみると、itは形式主語なので意味がないとすると、意味上の主語は不定詞の名詞的用法の”to be a hula dancer”となるので、「フラダンサーであることは」と訳を始めることになります。

訳を続けると、
「あなたにとってどういった意味があるのですか?」

くっつけて、
「フラダンサーになるということはあなたなにどういった意味があるのですか?」
ということになります。

形式主語という名前は知っているけれど、、、という方にこの解説で伝わったかなぁ?

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