数学のコツ 〜文章問題の解き方〜
数学のテストで必ず終わりに出てくる文章問題。計算問題は得意でも文章問題はなぜか苦手という人も多いと思います。今日は文章問題を解くためのコツをいくつかご紹介します
1. 文章からわかることを図やグラフで書いてみる
まずはざっくりで良いので問題を読んでみてわかることを図やグラフで書いてみましょう。
文章問題の場合、買い物を題材にした問題や、道のりを進む問題など、普段の生活に関連する問題もよくみられます。これらの問題は数学として考えるより、頭の中のイメージをまず図やグラフなどで書いてみて、ストーリーをはっきりとさせることがポイントです。
文章問題のイメージがはっきりすると、求めるものは何なのか? 計算するには何が必要なのか? が改めてはっきりわかると思います。
2. もとめたい値に変数を割り当てる
続いて大事な作業は、求めたい値は何なのか? これをはっきりさせて、\(x\)や\(y\)などの変数を割り当てることです。
具体的な式を作ってくには求めたい値がきちんと分かっていないと式は作れません。ほとんどの場合、文章の最後の方に「〇〇をもとめなさい」などと書いている場合が多いので、それを頼りに自分が何を求めたいかを確認しておきましょう。
3. 問題を細かく分けて一文づつ正確に式にする
文章題の場合ここが一番大事です。とくに「一文づつ正確に」という部分がとても大事なのですが、これがホントにちゃんと出来ていない人がほとんどです。
どういうことかというと、ほとんどの人が文章を適当に読んでいるということです。
以前このブログにも同じような記事を書きました。
数学には国語力、とくに読解力が必要と言われていますが、数学の文章問題くらいなら大した読解力は必要ありません。大事なことは「一字一句正確に読む」ことです。
いきなり全文を一気に読んで複数の数式をたてるのは大変なので、まずは細かく文章を分解して、ひとつづつ式を立ててみましょう!
文章問題は解くコツをつかめば意外に簡単にできるので、ぜひこれらのコツを試してみてください。くどいようですが、とにかく文章を「一字一句正確に読む」ことを実践して見ください!