先日英語教育についてのニュースを当ブログで取り上げました。
今回はこの記事と関連のあるニュースを見つけたのでご紹介します。
「効果は? 言語習得、利点少なく 県立女子大・神谷准教授に聞く / 群馬」
(https://mainichi.jp/articles/20170628/ddl/k10/100/183000c)
次期学習指導要領で英語の授業が小学5年生から小学3年生に前倒しされることが決まりましたが、早期からの英語学習にどれほど効果があるのでしょうか?
この記事の中では、期待できる効果は外国もしくは外国人に対する垣根を取り払うような「情緒的側面」であり、言語の習得という意味ではあまりメリットがないとまとめられています。
一般に英語教育は早ければ早いほど効果があるように思えますが、なぜメリットがないのでしょうか?
それは英語を習得する目的と深く関係があるそうです。
詳しく言うと、英語を「第二言語」として習得するのか、「外国語」として習得するのかで勉強を始めるべき時期が異なるそうです(※「第二言語」「外国語」については一番下に書いておきます)。
「第二言語」として英語を母語並に習得するには、その国に居住し勉強を始めるのが6, 7歳が限界で、「外国語」の習得に関しては、文法の理解が進む12歳以降からでも、大人になった時にそれほど差は生じないそうです。
日本で英語を習得したい人のほとんどはこの「外国語」として習得することが目的なのではないでしょうか?
ネイティブのように喋れなくても、文法を理解しながら勉強することで、テストや仕事に必要なレベルの英語を身につけられるみたいですので、中学生になってから英語の勉強を始めようと思っている方は安心してください!
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※「第二言語」と「外国語」
私達日本人が英語を「第二言語」と表現するときは、日本語を母語とする人が英語圏の国で暮らしながら英語を勉強することを言い、「外国語」と表現するときは、日本で暮らしながら学校などで英語を勉強することを言うそうです。