こんにちは数学担当の寺田です(写真は奥野です!)。
先日こんなニュースを見かけました。
「中学から第二外国語必修 都が公立初の小中高一貫校」
(http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG27H9R_X20C17A4000000/)
2022年度に開講予定の都立小中高一貫校にて、英語は小学1年から、第二外国語は中学から必修科目にすることを盛り込んだそうです。
新設される都立の一貫校の話であり、もちろん一般の学校全部に採用されたことではありませんが、ずいぶん大胆な方針があっさり決まったなあと感じました。
目的は「世界で活躍する人材を育てるため」となっていますが、「世界で活躍する人材を育てるため」=「第二外国語の授業を増やす」とはいささか拙速な気がします。
単に授業を増やす前に、まずは英語教育の見直しを進めたほうが良いのではないでしょうか?
私は大学院に入り英語に大変苦労しました。中高大と10年もかけて英語の授業を受けたにも関わらず、ちょっとした論文を読むことも、英語で会話することもほとんどできなかったからです。
まずは現在の英語の授業の時間の中で、テストのための英語ではなく、コミュニケーションツールとしての英語を身につけることが出来てからでも遅くないような気がします。