こんな記事を見かけました。
「学校教育IT化推進のために必要とされる教師のITリテラシーとは?」(http://www.excite.co.jp/News/economy_clm/20170410/Jijico_22949.html)
IT教育という言葉を聞くと、PCやタブレットを使った授業や、プログラミングのテクニックを伝授する授業を想像する人が多いと思います。先生の立場からすると、その様な授業をするためにはITに関する専門的な知識を一から身につけなくてはならないのか?と不安を感じることでしょう。
しかし、細かいプログラミングのテクニックなどの知識をみにつける必要は、私は必要ないと思います。なぜならIT教育の本来の意図はそれらのツールを使いこなす技術を身につけることではなく、新しい時代に即した勉強の方法を伝えるところにあると考えているからです。
これまでの主な勉強方法とは、特定の技術を身につけている様々な人から、知識を伝授してもらい、その蓄積した知識を活用するという方法でした(従来の大学での勉強をイメージしてもらうとわかりやすいと思います)。
しかし、ネットが当たり前になった現代では、課題を解決するための方法をネットを通して手に入れて、試行錯誤を繰り返しながら、少しづつ前に進むという方法が主流になりつつあります。
これからのIT教育では、ツールや知識を伝えることよりも、この勉強方法を教えることが重要なのではないでしょうか?
この記事の中も、IT教育とは情報機器やソフトウェアの使い方を覚えることではなく、正しいプログラムを作成するために、ネットから様々な知識を獲得し、試行錯誤を繰り返すというプロセスを教えることが重要」と書いてあります。
これから始まるIT教育。どういう方向に進むかまだわかりませんが、期待と不安が混ざりつつ、これからも注目していきたいと思います。