どうもソラオトの寺田です。
いま巷ではフェイクニュースという言葉が流行っています。突然ですがみなさんネットに溢れるニュースの真偽をどうやって見分けていますか?大人でも難しいのに子供にとってはより難しい問題なのではないでしょうか?
子どもに偽ニュースの見分け方を教える教育系スタートアップ
(https://www.businessinsider.jp/post-252)
私達が子供の頃は新聞やテレビがニュース伝達の主な手段でした。新聞社やテレビ局などある程度信頼がおける企業がニュースソースであるため、真偽をそれほど気にしなくてもよい時代でした(もちろん全て正しい訳ではありませんが)。
しかしインターネットが普及した現代では、誰もが手軽に情報を発信できます。こうなると、自分が見ている情報が果たして正しいのか?受け取る側が個々に判断しなくてはならなくなります。
最近は「情報リテラシー」という言葉をよく耳にします。リテラシーとは元々「読み書きする能力」を表す言葉らしいのですが、ここでは広く「情報を活用する能力」という意味で用いられ、情報の真偽を見分ける能力も含みます。
この「情報リテラシー」という能力は、現代では必要不可欠な能力なのですが、この能力を身につける教育はまだまだ浸透していないように感じます。
ではどうやってこの「情報リテラシー」を身につけるのでしょうか?答えは簡単で、まずは批判的な視点で物事を疑うことです。
私が研究活動を行っていたときは”critical thinking”という言葉を良く耳にしました。直訳すると「批判的思考」となりあまり良い印象の言葉ではありませんが、結局物事の真偽を確かめるにはまず疑うことが大事でなのです。
日本の社会では疑う事自体が悪であるようにとらわれがちです。しかし、情報の真偽を見分けるためには、まず疑う癖をつけるということを、親が早い段階で子供に伝える必要があると思います。