数学のコツ 〜グラフの描き方〜
おはようございます。数学担当の寺田です。
中学の数学で1次関数のグラフがあります。先日も自習スペースで数学のグラフの問題がよくわからないという生徒さんがいました。本来はグラフを描くことで数式のイメージをより具体的に理解できるはずなのですが、うまくグラフが描けないことで、数学でつまづくひとつの原因となってしまいます。
今回はグラフを書く際の注意点をご紹介します。グラフを描くにはちょっとしたコツを掴めば簡単です!
1. 広いスペースに描く
数学が苦手な子に限って、狭いスペースに小さなグラフを描きがちです。小さなグラフではせっかく正しく描けても、数式との関連がイマイチわかりません。
試験問題などでは、解答用紙に限られたスペースしかないので仕方ありませんが、自分で勉強するときは必ず広いスペースにグラフを描くように心がけましょう。とても単純なことですが、出来ない子は大体小さいスペースにちまちまと描いている子が多いので、ぜひ注意してみてください。
2. 図の縮尺を正しく描く
こちらもよく見られることですが、図の縦軸と横軸の比率がおかしなグラフを描く子も多いです。おかしな比率でグラフを描き始めると、必ずどこかで矛盾が生じて、何を描いているのかわからなくなる原因となります。
毎回定規を使って正確に描く必要はありませんが、最低限縦軸と横軸の比率が等しくなるように心がけましょう。ちなみに慣れない時は方眼ノートを使うと描きやすいですよ!
3. 自分流の書き込み方を編み出す
グラフには直線や曲線以外にも、通過する点や数値、補助線など様々なパーツを書き込むことで、より多くの情報が得られる良いグラフになります。
そのような様々なパーツは数学的に正しい書き方もあるとは思いますが、見てすぐわかるように自分流の書き込み方を編み出しましょう。自分で勉強するときはグラフの色を変えたり、色々な工夫をして理解しやすいグラフを描いてみてください!
本来グラフは数式の関係をより理解しやすくするために描くものです。
綺麗なグラフを描いて、数式の関係を理解するためのツールとして使ってみましょう!