中学校の先生の英語力はどれくらい?
ネットのニュースを見ていたらこんな記事を見かけました。
京都府中学英語教員、TOEIC目標遠く 「資質」はOK?
(http://www.kyoto-np.co.jp/education/article/20170210000018)
京都府の英語教員を対象にTOEICテストを実施したところ、目標の730点に達したのはわずか2割で、500点未満が74人中14人もいたそうです。
さすがにこの結果は言い訳が出来ないほど良くない点数と言えるでしょう。TOEICテストの平均点は約580点(標準偏差は約180点ほど)であり、企業に勤めていれば普段の仕事で使うレベルの英語力でも500点を超えることは難しく無いと思います。
テストの点数が悪いから英語を教える能力が低いかと言えば、一概にそう言えない部分もあるとは思いますが、教育を受けている子供の親の立場であれば、不安を感じても致し方ないでしょう。
英語教育の見直しも必要?
2020年に行われる教育改革では、アクティブラーニングをはじめとする新しい教育に注目がされていますが、今一度、教える先生を含めた英語教育の改革も考えたほうがよいのではないでしょうか?
そもそも日本ほど英語が必要ない国は珍しいと思います。ほとんどの方が、日常生活で英語喋れなくて困ったという経験は無いのではないでしょうか?そんな社会の中でなぜ英語を中学から(今度は小学校から)勉強しなくてはならないのでしょうか?まずはその点から見つめ直す必要があるように思います。
ちなみに私(寺田)も英語が苦手でした…テストでしか必要に迫られないため、大学に入ってからほとんど勉強しませんでした。しかし、大学院に進み研究活動を行うと、文献を読んだり、論文を書いたり、海外の先生とやりとをしたり、海外発表をしたりと、いきなり英語が必要になり本当に困りました。
英語の恐ろしいところは、急に必要に迫られるところです。せっかく小さい頃から英語に時間を割いて教育を行うなら、いざというときに役に立つ英語教育になれば良いと思います。英語の先生も普段の授業で忙しいとは思いますが、ぜひ自分の英語力の向上もがんばってください!
ソラオトの英語担当奥野はイギリスの大学で学位を取得し、勤務経験もあります。ちなみにTOEICは900点を超えています!学校の勉強だけでなく、本格的な英会話を身につけたいという方はぜひソラオトにご相談ください!