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サイモン・シン「暗号解読(上・下)」(新潮文庫)

どうもソラオトの寺田です。今日は数学好きの方にオススメの本を紹介します。

数学は中高生が勉強する科目の中でも、世の中のどんなところで役立っているかイメージしづらい科目の一つだと思います。この本は、そんな数学がどんな分野で利用されているか、実は普段の生活に密接に関係していることを実感できるような本です。

古代ギリシャ時代から現代まで、数学を応用して考えられた様々な暗号技術とそれを解読する手法がどのように発展してきたか、歴史を紐解きながら書かれています。しかも単純な技術の紹介だけではなく、時代背景や人々の描写など、物語として非常によくまとめられているので、飽きること無く読み切ることが出来ます。

このサイモン・シンという作者は他にも「宇宙創生」「フェルマーの最終定理」など、数学や科学を題材とした本を書いています。内容的には高校生や大人向けの本で、中学生にはちょっと難しいかもしれませんが、興味がある人はぜひチャレンジしてみてください！

ソラオトの自習スペースにはこのブログで紹介したオススメ本も置いてありますので、ぜひ読みに来てください！