数学のコツ 〜算数から数学へ〜

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ソラオトでは基本的に中高生を対象に数学を教えておりますが、ご要望があれば小学生の算数も見ています。もちろん「数学」と比べると「算数」は簡単ですが、中学になってからも必要になる重要な単元もいくつかあります。というわけで今日はこの春から中1になる方々へ、今のうちに復習しておくべき算数の分野を紹介します。

1. 計算の方法

当たり前なことですが最も基本的な計算の方法は、算数から数学になっても変わりません。なので算数で習った四則演算のルールは必ず覚えておきましょう。例えば次の数式で考えてみましょう。

$$ 27 \div \{12- 3 \times (1 + 2) \}$$

ルールその1: 基本的に左から順番に計算する
ルールその2: 括弧の中を先に計算する(複数あるときは内側から)
ルールその3: 掛け算割り算は足し算引き算より先に計算する

\begin{eqnarray}
27 \div \{12- 3 \times (1 + 2) \}&=& 27 \div (12 – 3 \times 3) \\
&=& 27 \div (12 – 9) \\
&=& 27 \div 3 \\
&=& 9
\end{eqnarray}

この他にも分数の足し算引き算は分母を通分する、割り算は逆数をかけるなど基本的なことをもう一度おさらいしておきましょう。また数学では帯分数はほとんど使う機会が無いので、全て仮分数で計算する癖をつけておきましょう。

2. 割合と百分率

割合とは、2つの数を比べたときに、比べる量が元にする量に対して何倍であるかを表した数。百分率とは、全体を100としたとき、比べる量がどれだけあるかを表す数です。どちらも、ある量が全体に対してどれくらい占めているかを表し、数学でもとてもよく出てきます。

\begin{eqnarray}
割合 &=& 比べる量 \div 元にする量\\
百分率&=&比べる量 \div 元にする量 \times 100
\end{eqnarray}

文章題でもとてもよく出てきます。また、割合や百分率から元の数や、比べる数を求めることも大切なので、確かめておきましょう。

3. 距離・速さ・時間

距離・速さ・時間は数学の1次方程式や連立方程式でよく出てきます。計算が苦手な人も多いと思うのでぜひ覚えておきましょう。

\begin{eqnarray}
距離 &=& 速さ \times 時間\\
速さ &=& 距離 \div 時間\\
時間 &=& 距離 \div 速さ
\end{eqnarray}

いつも間違えてしまう人は単位を考えるとわかりやすいと思います。速さはkm/hと表記されることがあるように、距離(km)を時間(h)で割ることを意味するので自然と覚えられると思います。また距離や時間等の単位の換算(km, mや時間, 分, 秒など)にも注意しましょう。

もちろんこの他にもたくさん覚えてほしい単元はあります(たとえば図形の面積や体積など)。しかしながらまずはこれらの基礎的なことをもう一度復習しておきましょう!

科目: 英語・数学
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